今月の名酒 - 2004年10月

秋の名酒「ひやおろし」(完売しました)

 春先にしぼられた新酒は、一度火入れ(加熱処理)されたあと、暑い夏の間をひんやりとした蔵の中で眠って過ごし、熟成を深めます。
 やがて秋風が吹き始めたら、いよいよ目覚めのとき。ほどよく熟成されたお酒は、二度目の火入れをせずに生詰めされて出荷されます。
 その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)」して樽詰めされたことから、このお酒は「冷移(ひやおろし)」と呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
 豊穣の秋にふさわしい、旨みたっぷりの、まろやかでとろりとした円熟の味わいが魅力の「ひやおろし」。秋の深まりとともに、「夏越し酒」「秋出し一番酒」「晩秋旨酒」と熟成もゆるやかに深まっていきます。


飛良泉 ひやおろし 辛口 720ml 1本2800円
飛良泉 産地…秋田
製法…山廃純米
アルコール度…15.5度
日本酒度…+7.5
酸度…2.1

 山廃特有の落ち着いた香りと酸。濃厚な旨みが口中に広がる、きれのよい辛口。

芳薫 ひやおろし 720ml 1本2800円
芳薫 産地…佐賀
製法…特別純米
アルコール度…15.5度
日本酒度…-2
酸度…1.7

 あまやかだが、きれのよい特別純米原酒。

利き酒師Fさんの一言
 芳薫は、甘口のお酒ですが、甘さが旨みに変わって気にならない、すっきりとしたお酒です。

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